僕は東京都に住む59歳の顧問です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件の選び方、予算や家族構成、通勤や通学距離など条件をリストアップしていくことから始めます。さまざまな要素が関係してくるので、事前によく希望する項目を整理しておくことが大切です。通勤や通学の距離やラッシュの混雑、周辺の治安や教育施設のレベルなど、家族でよく話し合って整理しておきましょう。希望する条件のリストアップのときに、数値化しにくい項目もありますが、できるだけお金に換算して比較していくやり方がわかりやすくなります。価値観や感覚的なものをお金に換算するのは簡単ではありませんが、できるだけお金で表すことで、客観的に比較しやすくなります。希望する項目が絞れたら、次に優先順位を決めていきます。この際も金額を目安にすると優先順位が決めやすくなります。
月々の住宅費は月収の二割から三割が適当だとされています。この際に、共益費なども含めてトータルで計算する必要があります。先ほどの希望する条件を優先して、住宅費の割合が高くなってしまった場合でも、他の項目と相殺できる範囲内であれば、問題はありません。あくまでも家計全体で収支が無理なくバランスがとれていればいいのです。賃貸物件は持ち家と違って、家賃を払い続けても資産は手に入りませんが、資産の自由度が上がりますので、より積極的な投資に回したり、現在のライフスタイルをより充実させるために使うことができます。人生トータルの住居費としては、一般的に賃貸と持ち家でそれほど大きな違いはないと、金融機関などのレポートもあります。