一人暮らしなら賃貸で十分な理由(東京都/気象予報士/32歳/女性)

私は東京都に住む32歳の気象予報士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


厚生労働省がまとめた2012年の平均初婚年齢は、夫が30.8歳、妻が29.2歳で、これは1980年に比べると、夫は3歳、妻が4歳上昇しています。 ここから推察できることは、家庭を持つことよりも、個人の仕事やプライベートを優先させているということです。これが別に悪いというわけではなく、そういう個を優先し、主張する時代になったということであり、大切にしているのです。 一人暮らしをしている人の中には、趣味に稼いだお金をつぎ込む人もいますが、普通に暮らしていると、お金は知らず知らずのうちに貯まっていたりします。 お金があると、賃貸のアパートからかっこいいデザイナーズマンションを購入することを検討するかもしれませんが、一人暮らしなら賃貸で十分です。


 マンションを買うにしても、一戸建てを買うにしても、まず必要なのが当然お金です。一括購入、ローン、どちらでもいいですが、自分の手元にあったそれなりの資金がなくなります。もちろん不動産として残りますが、余計な固定資産税を支払うはめになります。不動産で商売をするというのであれば話は別ですが、居住目的ならば賃貸で事足ります。一人暮らしならなおさらそうで、賃貸の最大のメリットはフットワークの軽さにあります。持ち家の場合、どうしてもそこから動きにくくなります。 例えばご近所トラブルに巻き込まれたとき、急な転勤を余儀なくされたときなど、持ち家だと簡単にトラブルを回避できない場合があるのです。 家を買うときはそれなりの覚悟をしたとき、つまり結婚を決めたときでも遅くはないのです。