私は宮城県に住む20歳の潜水士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
都市部の賃貸に関しては、交通の便及び築年数、間取りで相場が決まる。例外としては、事故物件であったり、極端な間取り。問題は地方の賃貸。基本的な移動手段は自家用車になるため、公共交通機関の駅からの距離は都市部ほど重要ではなくなってくる。仮に近くに駅があっても、1時間に1本あるいは1日数本など利便性に優れるなど間違っても言えないことがザラ。例えば、アルコールを伴う席でのこと。当然、自家用車での帰宅はできない。公共交通機関に頼りたいところ。だが、先に述べたとおり、都合よく時間を合わせられないのが飲みの席。そこで地方では運転代行が主流となる。しかしそこまでの地方になるとこれまた捕まえられない。そんな地方でも駅から徒歩何分とアピールせざるを得ない。
築年数の関係は言うまでもなく、古くなればなるほど価値が下がる。となると地方の古い物件でなおかつ最寄の駅までの距離が遠い場合、賃貸としての価値が限りなくゼロに近くなってしまう。結果として空き家が増えてしまう。行政すら手をつけられず、ただ崩壊していくのを黙ってみているしかない。価値がなくなるどころか、マイナス。ところが、昨今事情が変わってきた。築年数がかなり経過し、交通の便もわるい物件であっても価値を見出すことができたようだ。田舎暮らしに憧れ、さらに古くても立派な物件を求める人たちが現れ始めたからだ。そして行政も動き出した。さまざまな助成金を用意し、永住してもらいやすくなってきた。ほとんどタダ同然、さらにはリフォーム代も助成。かつては考えられなかったが、地方の古い物件の価値がここまであがるとは。