私は東京都に住む33歳の寿司職人です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

地震に強い賃貸物件の探し方は、新しい耐震基準に基づいて建てられた物件に着目して探すという方法です。この基準は宮城県沖で起きた地震のあとに作られた耐震基準で、これまでの耐震基準をさらに強化したものになっています。新しい耐震基準は1981年に施行されていますので、この年以降に建てられた物件は基準をすべて満たしているとされています。新しい耐震基準で建てられた建物は、進度6程度の地震が来ても崩壊しないほどの建物の強度を持っています。1981年以前に建設された建物は古い耐震基準に基づいて建てられていますので、新しい耐震基準のものよりは地震に耐える力が弱くなっています。古い耐震基準のものであっても耐震性を強化している物件もあります。

しかしその数は現在のところごくわずかです。このようなことから、より耐震性の高い賃貸物件に住むには、可能な限り新しく建てられたものに入居するのが有利とされています。また、活断層の近くにあったり、地盤が弱いところに建てられている物件もなるべく避けるようにしましょう。こういったところにある物件では、いくら耐震工事をしたところで災害時の被災をまぬかれることはできないからです。耐震強度に不安がある物件でも、借主が大家に対して耐震性を強化することを強要することはできませんので、入居する前に物件の耐震性についてよく調査する必要があります。地震の被害を受けたために耐震工事を最近行ったという物件であれば比較的耐震強度は高いといえます。