外国人から見た賃貸のデメリット(大分県/海上保安官/41歳/男性)

僕は大分県に住む41歳の海上保安官です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


最近では日本に居住する外国人の人が増えてきました。仕事の都合で日本に住むことになった人もいるでしょうし、日本に旅行したことがきっかけで日本のことが好きになり、移住を決めたというような人もいてその理由は様々です。そして多くの外国人の方が一度は賃貸物件にお世話になることでしょう。外国人の視点から賃貸住宅のデメリットを考えてみることにしましょう。実は日本の不動産システムは外国にはほとんど存在しない独自のものなのです。まず、最初にあげられるのが初期費用です。いわゆる資金・礼金・仲介手数料と呼ばれるものです。外国にも不動産会社が存在するため、仲介手数料はどの国でも支払うことになりますが、敷金・礼金といったものは存在しません。


敷金の換わりに外国ではデポジットといって保証金のようなものを預ければすむことができます。このデポジットは退去時に特に問題がなければ退去時に全額に近い金額を返還してもらえます。ちなみに完済ではこの保証金制度を採っている場所もあります。しかい、礼金というものは外国には全く存在しません。どうして借りる側がお礼のお金を支払う必要があるのかが外国の型には理解し難いようです。そもそも日本の不動産は根本的な問題として外国人に対して決して間口が広いというわけではありません。中には外国人の入居を断っているようなケースも少なからずあります。これは外国の方にとっては大きなデメリットといえるでしょう。国際化が叫ばれる世の中でこの風潮は改める必要があるのではないでしょうか。