学生の賃貸契約について(福島県/助産師/59歳/男性)

僕は福島県に住む59歳の助産師です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸契約において、学生も社会人も特に変りは無い。結局の所、年齢や年収に関わらず賃貸契約を行う際には保証人が必要になるのだ。これすなわち、学生がアパートを借りる事が子供じみてるわけでも、大人びてるわけでもないのであり、只の契約事なのだと。さて、学生の生活とはどのようなものなのだろうか。アパート暮らしを始める若者のほとんどが、大学からの一人暮らしデビューがほとんであり、大学生である彼らは4年間という限られたモラトリアムと称される特別な環境下において単位と呼ばれるポイント稼ぎの毎日を過ごす事となる。ポイント稼ぎが順当に進んでいれば何も問題がなく、その他の生活の捉え方は犯罪さえ犯さなければ自由である。


しかしながら、大学生活において自由な時間を謳歌するのが難しい生徒も存在する。すなわち生活費及び学費を自分で捻出しなければならないタイプの人間である。裕福な家庭の子供はほとんどの場合、その両親が生活費及び学費を提供してくれるが、昨今の不景気の世の中、子供への教育費用がままならない親御さんも多くいるのが現実である。従って、授業及びテスト期間以外を全てバイトに捧げる若者が存在する。ゆったりと紫煙の漂う部室棟で、好きな部活動を享受する事もなく、学業とは別に労働をいやがおうなく知る事となる。バイト生活に慣れた彼らは、扶養家族の範囲で稼ぐ分には確定申告も必要が無いので、生涯年収でいえば、実の所とてもアドバンテージが存在している。