家賃だけで賃貸を判断するのは危険です(大分県/活動弁士/70歳/男性)

僕は大分県に住む70歳の活動弁士です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


低い家賃の家だからといって、良い部屋ではないと考えるのはあまりに尚早と言えます。逆に賃料が高いからといって必ずしも自分が満足できる部屋であると断言もできません。賃貸物件というのは1つ1つ作りも違えば、設備や内装なども当然の事ながら全く違うものです。同じマンションといえど間取りが違ったり、内装が異なる、部屋の向きや窓の数が違うことがあるように、賃貸ごとに比べてみた時、その違いは幾つもあるのです。また、意識せずとも誰にでも好みの間取りや部屋の雰囲気というものがあるのです。ですから、いくら家賃を支払ったとしても必ずその希望が叶えられているというわけではないのです。むしろ希望通りになる割合は極めて低いのです。


それを踏まえて言えば、家賃だけを重視した賃貸探しは非効率なのです。問題は自分がどんな物件に住みたいか、どんな空間を心地良いと思うかという点なのです。家賃がこの金額以上・以下なら絶対に受け付けないという人もいますが、理想の部屋を描いているのであればそうした考えた方はとてももったいないことなのです。自分から選択肢を削っているようなものですし、可能性をなくしているようなものだといえるのです。ですから、できれば家賃に関しては比較的ニュートラルな考えを持っていたほうが良いでしょう。良い物件であれば多少賃料をオーバーしてもよい、そのかわり妥協するような場合には賃料も抑え目にする、こうしたフレキシブルさが必要なのです。