私は埼玉県に住む63歳のアスレティックトレーナーです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件の建物の種類には、木造とコンクリートの2種類があり、それぞれに違った特徴があります。こういった建物の特徴に注目した物件の探し方も有効です。木造は枠組みが木材でできている建物で、空気中の湿度を自動的に調整してくれるという利点があります。しかし木造の建物は騒音問題が生じやすいというデメリットもあります。木造の建物では隣の部屋からの音も自分の部屋からの音も聞こえやすくなってしまいます。このため、隣の住民の生活音が気になったり、逆に自分の生活音が隣にもれてしまうのではないかという心配がある人には木造の物件には向いていません。しかし、最近では木造の建物の中にも防音にすぐれた素材を使っているものもありますので、木造だから防音性がないとはいえなくなってきています。
一方、鉄筋でできた建物には耐震性と耐火性にすぐれているという利点があります。鉄筋の建物は木造と比べて騒音問題がないように見えますが、実は防音性能は木造とそれほど変わりません。防音性能にすぐれた鉄筋の建物の物件に住みたいと思うときは、鉄筋コンクリート造か、鉄骨鉄筋コンクリート造の構造のものを選ぶようにしましょう。賃貸物件の建物の構造は見ただけではわかりづらいものですが、不動産会社に問い合わせをすればきちんと教えてくれます。また、構造の名前は同じでも、使われている建材や工法などによっても建物の性能に違いが生じてきます。このような建物固有の違いについても直接不動産会社に質問してみるとよいでしょう。一番良い賃貸の探し方は、入居者それぞれのライフスタイルに合致した構造の建物の物件を選ぶ方法です。