僕は茨城県に住む63歳のスーパーバイザーです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
最近賃貸住宅として、文化住宅が注目を集めています。これはどういうものかというと、高度経済成長期に建設された建造物の呼称です。その特徴は、瓦葺きの木造モルタルの2階建てで、内装は風呂無しです。老朽化していることが多く、空き部屋が増えています。このように説明するとデメリットばかりのように思いますが、実は住むとメリットが多数あるのです。たとえば、駅に近い所にあるということです。これは、高度経済成長の宅地造成や駅前開発に力を入れていた頃に建てられているからです。ですから、仕事などで通うのに便宜が良いといえます。それと、家賃が安いことも特徴です。周囲の一般の賃貸物件と比べて、3分の1から四分の1の賃料です。
家賃2万円代も決して珍しくありません。しかも、礼金、敷金や保証金も格安な場合がほとんどです。充分な広さがありますし、安い給料でもなんとかやっていける価格といえます。しかも、文化住宅は風呂なしなので、人気の物件ではありません。ですから、大家さんへの値引き交渉の相談も可能です。けれども、やはり部屋が汚いのは苦手という方も多いでしょう。そういう方のために、部屋自体をきれいにしている物件もあります。畳をはがし、和室を洋室に変えるということもできます。暗いキッチン回りも、明るい色目にかえられることが多いです。また、壁の厚さも断熱材を使い厚くするなど、大掛かりなリフォーム物件もあります。ですから、興味のある方は探してみると良いです。