本当に正しい賃貸の選び方(福井県/検疫官/67歳/女性)

私は福井県に住む67歳の検疫官です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


部屋の雰囲気や見た目をじっくり見比べるのが賃貸の正しい選び方だと思っていると非常に危険だといえます。新築でもない限り、賃貸物件というのは以前にも色々な人が住んでいたということになります。ですから、セキュリティ的な面や設備に関してもしっかり対応してくれるオーナーなのかどうかを判断することも、賃貸の選び方に含まれています。むしろこのような部分に関しても合わせて判断することでようやく「良い部屋」を見つけることができるのです。まず着目すべきは鍵を交換してくれるかどうかということです。よく鍵交換費用を請求されることがありますが、鍵を交換するのはそもそもオーナーの義務ではないので、するかどうかは自由なのです。


ですからもしも鍵交換をした形跡がないようであれば、そのことについても確認する必要があります。以前の入居者が合鍵を作っているかもしれない…という不安を抱えたままでは、安心して生活することができないからです。また何らかのトラブルが起きた時に、鍵の所有者を把握していればトラブルを解決するまでの時間も短く済みます。賃貸物件というのはただ部屋を借りるというわけではなく、自分のすべてを安心して任せることができる空間を見つけるということでもあるわけです。きちんと自衛策をとっておかないと自分が困ることになるのです。ですからできるだけ入念にチェックし、不安な部分については契約前に解消しておくべきだといえるでしょう。