礼金、仲介手数料不要で賃貸を安くできる(山梨県/工芸家/68歳/女性)

私は山梨県に住む68歳の工芸家です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


学生のように家からの仕送りに頼っている場合、なるべく安い賃貸を借りるのが基本です。安かろう悪かろうの物件はたくさんありますが、契約期間の2年間を住環境の良くない部屋で過ごすのは健康的にもよくありません。大学卒業までなら4年間暮らすことになるので、安くても環境の良い部屋を選びたいのが本音です。具体的に家賃を安くするには、礼金のない物件を選ぶという方法があります。礼金というのは部屋を貸してくれるオーナーにお礼の意味で支払うもので、法的根拠はなく、慣習のようなものです。最近は少子化の影響で賃貸物件が過剰気味なので、部屋を埋めるために礼金をなしにしている物件が増えています。礼金は家賃の1ヶ月分に相当するので、そのような物件を探せば初期費用を減らせます。


また、仲介手数料のいらない物件を探す方法があります。仲介手数料というのは部屋を斡旋してくれた不動産屋に支払う手数料で、これも家賃の1ヶ月分が相当とされています。仲介手数料が発生するのは、不動産屋がオーナーと入居者の間に入って斡旋しているから必要となる料金なのです。ですから不動産屋が所有している物件なら、仲介手数料は発生しないのです。数は少ないですが、不動産屋所有の賃貸物件を探せば、家賃の1ヶ月分を減らすことができます。礼金と仲介手数料が不要になれば家賃の2ヶ月分もお得になるので、積極的に探す価値はあります。これ以外にも不動産屋と値下げ交渉が可能な時期というのがあります。それは混雑期のピークが過ぎた4月です。4月に空いている賃貸は、家賃を下げてでも入居してもらいたいという不動産屋の思いがあるので、交渉がうまくいきます。