築年数から見る賃貸について(静岡県/記者/67歳/男性)

僕は静岡県に住む67歳の記者です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


みななさんは物件を決める際にどのようなところを重視していますか。部屋がきれいな物件であること、駅から近い物件であること、周りに生活に必要な施設があることなど様々なポイントがありますが中でも外すことができないのはやはり価格でしょう。どれだけ条件のいい物件でも価格が自分の予算に見合っていないとその物件に住むことはできません。しかし、余り価格が安い物件だと、先ほど上げたような利便性が損なわれてしまうというのがジレンマですね。そんな「できれば条件のいい物件がいい」「でもお金はあまり用意できない」という方に人気があるのは、築年数がたってしまっている物件です。少し内装などはいたんでしまうのですが、その分同じ条件の物件と比べても価格が安い傾向があるからです。


では、築年数がたってしまっている物件は本当にお得なのでしょうか。マンションには耐用年数というものがあります。耐用年数というのはその物件が作られてからどのくらいの期間資産としての価値を持つかという大体の目安です。金融機関などでは、マンションなどの耐用年数は役50年として考えているそうです。しかし、では50年間は快適に過ごすことができるかというとそういうわけでもなく、実際にはいたんだ部分の改修工事でお金がかかってしまったり、物件によっては37年ほどしか持たない物件もあるそうです。このようなデメリットはありますが、築年数のたってしまっている物件の価格が安いというのは事実です。ある専門家の話によると、築20年までの物件で相場より安い価格であるなら賃貸は得であるといわれています。年数のたってしまった物件を探すときはこの20年という数字を参考にするといいかもしれません。