築年数で選ぶ賃貸物件(静岡県/ファンタジー作家/29歳/男性)

僕は静岡県に住む29歳のファンタジー作家です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸を選ぶ際に余り省みられないものの一つに築年数があります。この築年数をよく理解することによってその物件がよい物件なのかそれとも悪い物件なのかについて理解しやすくなります。それではどういった視点で築年数といったものを見ていけばよいのでしょうか。まず、古いからといって必ずしも悪い物件ではないということを知ることが重要です。築年数が古くても作りがしっかりしている物件は数多いですし、その分、割安なものも多いのです。また年数が古いことによって生じる様々なデメリットも当てはまらない物件もあります。例えば年数が古いと防音性能も格段に落ちてくるというのは建築業界では常識ですが、都会の高速道路沿いの新築物件と田園部の老朽物件では防音と言う点では比較にならないでしょう。


他に注意したいのが年数の古さによる耐震性能のよしあしです。賃貸物件の場合、耐震性能が抜本的に強化されだしたのは阪神淡路大震災以後で、それまでの賃貸物件は余りこうしたものに注意が払われてきませんでした。なので、この阪神淡路以後と以前という境で、その物件の耐震性能というものを推し量ることが出来るのです。また、築年数が古いとシロアリ被害等にあいやすくなるのではないかと思うかたもいますが、これは誤解です。こういった被害は年数に関係なく、どういった対策をしているかで被害状況が変わります。以上のように、年数の古い物件でも見方によっては割安でよい物件もゴロゴロしているのだということをお解かりいただけたかと思いますが、こういう視点をもって部屋を探すようにしましょう。