私は大阪府に住む45歳の映像作家です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸に入居する時には諸費用が必要なのは誰でも知っていますが、退去する時にも費用が発生する場合があるのは余り知られていません。なぜ退去の時に費用が発生するかというと、入居時の契約書にハウスクリーニング費用は入居者負担と定められている場合です。そのような場合はクリーニング費用を負担しなければなりません。このようなことを避けるために、契約書はサインする前に熟読する必要があるのです。しかし預けてあった敷金の範囲内で料金が納まった場合は、新たな支払いはありません。その代わり戻ってくる敷金が減ります。問題なのは部屋が極端に汚れていたり、破損している場合などです。この場合は原状回復といって、入居時の状態に戻さねばならないのです。
しかし、全ての汚れや破損を修理する必要はないのです。国のガイドラインでは、普通に暮らしていて自然についた傷、汚れ、自然消耗などは修理しなくてもいいことになっています。具体的に見てみると、鍵を紛失したり壊した場合は入居者が修理します。エアコンや風呂やトイレを普通に使っていて故障した場合は、オーナーの修理となります。ただしエアコンなどが手入れ不足で故障した場合は、入居者の負担になります。同様に風呂やトイレや洗面台のカビや水垢なども、手入れ不足が原因なので入居者負担となります。原状回復の費用を避けたいのなら、賃貸に入居したら定期的に手入れや掃除をすることが必要なのです。その他では壁紙やクロスの日焼けなどは自然消耗なので入居者は負担する必要はありません。このように具体的な事例について、契約時に確認しておくことは大切です。