賃貸で一人暮らしをする際注意するべき点(北海道/歌舞伎役者/40歳/男性)

僕は北海道に住む40歳の歌舞伎役者です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件で一人暮らしを予定される皆さんは、何を基準に部屋を選ばれますか。家賃、間取り、雰囲気等で決められる方も多いですが、特に初めての一人暮らしである場合、何かと見落としがちな点があります。今回はその点について説明してゆきます。まず、部屋の向きについてです。日中はほとんど家にいないから関係ないと思われる方も少なくありませんが、一人暮らしですと洗濯物を部屋干しされる方がほとんどではないでしょうか。各部屋には掃きだし窓がありますが、その方向が南向きなら部屋干し対策はもちろん、部屋のクロスやクローゼット内にカビが発生するトラブルを避けられます。一旦カビが生えるとなかなか取れず、退去の際に費用がかさむことになりかねません。


次に、部屋の階数と位置についてです。男女にかかわりなくできるだけ上の階の部屋を選ばれるなら、防犯の面で身の守りとなります。下の階はどうしても外から部屋を見られやすいですし、夜などはカーテンのほんの隙間から光が漏れて、部屋の様子が分かるものです。また、位置に関しては騒音問題を最小限にするためにも角部屋が無難です。上下左右の部屋の生活音は、意外に響くものです、特に音に関して敏感な方はご一考なさってください。しかし、そのような条件の部屋が満室で、仕方なく低い階に住まなければならない場合もあります。その際は、出来るだけ下の階が飲食店である部屋は避けましょう。臭いの問題に加え、ゴキブリなどの害虫が湧きやすくなります。どうぞ、部屋選びの参考にしていただければ嬉しく思います。