賃貸で保証金、礼金・敷金の表記について。(奈良県/審判員/57歳/男性)

僕は奈良県に住む57歳の審判員です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸借契約書を交わす前に、不動産会社の窓にたくさん張られている賃貸の詳細が書かれた紙に、家賃や共益費以外の金額として書かれている必要な金額で、保証金とか敷金・礼金とか書かれている言葉というのは、地方によっていろいろな書かれ方をされていたりします。その言葉というのは、ある意味、どこの地方使われているのかというこが、ある程度、特定できる表記方法といっても間違いないのです。では、保証金という表記方法というのは、どこの地方でよく使われているのかというと、関西を含む西日本に良く見ることができ表記方法と言っても間違いない表記なのです。関西を含めた西日本の多くの賃貸物件で見ることができるこの表記方法というのは、中国・九州地方の一部でも見られる表記方法であります。


また、その地域で書かれている書かれ方として、家賃の何ヶ月分といった書き方で表記されており、これは、家賃が上がった場合の追加分を取れる表記の方法であったりします。それはどういうことかというと、家賃が3万円のところが、3万5千円になった場合、保証金が4ヶ月分となった場合、契約時のときに支払った保証金というのは、12万円ということで、家賃が上がったことで、14万円になり、その差額の2万円を家賃が上がったときに、追加で支払うことになります。このように、書かれている内容をよく理解していないと、いろいろな事にお金がかかってきたりするので、借主は、よく契約時に契約書の内容を理解し、契約を交わすようにしてほしいものです。