私は石川県に住む20歳の塗師です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸住宅で生活を始めるにあたっては、敷金や礼金、契約に必要な諸経費などの、賃貸契約そのものに関する費用も必要ですが、それ以外にも、生活をはじめるにあたって必要になる費用が発生します。自分の条件に見合った物件を契約できたとしても、多くの場合は、空っぽの部屋なので、実際に生活を始めるには、家電製品や家具、食器や日用品などをそろえることが必要です。最近は、リサイクルショップを活用することで、入手費用を抑えることができるようになりましたが、それでも、一そろいの生活用品を入手するとなると、それなりのまとまった出費が必要になります。生活をはじめてから、少しずつそろえていってもよいのですが、ある程度は最初にそろえておく必要があります。
一方、家電製品や家具などについて、はじめから備え付けてある物件もあります。その分、ほかの物件に対して賃貸料金が高めに設定されているものなので、長期的に考えると、割高となってしまいます。しかし、学生時代、あるいは単身時代の比較的短い期間に利用することが決まっているのなら、割高な賃貸料金の積み重なりも、それほど大きな額にはなりません。多くの生活用品を自分でそろえる初期費用を負担するのがよいか、それとも、割高でも、生活用品が備え付けられた物件を利用するのがよいか、物件探しの段階で検討することも大切です。そのためには、実際に購入が予定される生活用品の購入費用をシミュレートしてみることが有効になるのです。