賃貸ならメリットがたくさんあります(沖縄県/検疫官/63歳/女性)

私は沖縄県に住む63歳の検疫官です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


少子高齢化が進み、核家族化に歯止めがかかりません。こういった時代の流れもあってか、若い家族とその両親世帯が若いうちは別々の生活を送るということが当たり前になっています。両親も、年を取ったら施設に入ればいいと気軽に考えて送り出すようです。ところが、実際はそう簡単には行かないという現実もあります。広い一軒家に老夫婦が暮らし続けるということは、健康なうちはいいのですが、どちらかが倒れると大変です。施設もいつでも入れるというところはありません。高齢者専用賃貸住宅という選択もありますが、とても狭いことと常に他人と一緒というデメリットがあります。また、住み慣れた近隣住民との交流が断たれてしまうことで孤立しがちです。


そうなると、やはり住み慣れた自宅で老後を過ごすことになります。そこに、若い夫婦が通いながら介護をするケースが多いのですが、これが大変です。若い夫婦もマンションや一戸建てを購入してしまっていたりすると、介護が終わるまで二重生活を続けることになります。そうなると、今度は自分の仕事を続けることが困難になるケースも多々あります。この点、どちらかが賃貸であれば、同居するという選択が容易に出来ます。介護や通院に便利な場所を選ぶことも出来ます。ライフスタイルの変化に容易に対応できるというのが、賃貸の最大のメリットです。そして、十分に介護をして見送ることが可能です。その後は、また自分が暮らしやすい所に移ることが出来ます。