賃貸の一戸建てに対する需要(佐賀県/学芸員/72歳/女性)

私は佐賀県に住む72歳の学芸員です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての賃貸住宅を探している人は少なくないようです。子供の小さい所帯だと家の中でも大きな音がする事があり、特に小さい子供だと鳴き声なども気になるため、マンションでの暮らしを躊躇する家庭も多いからです。それに対して、一戸建ての賃貸の供給は大変少ないのが現状です。子供が通う幼稚園や学校の問題もあり環境は十分に配慮しなくてはなりませんが、良い環境のエリアで一戸建ての賃貸物件をを探すとマンションよりも割高になってしまうため若い世代が利用するには現実的ではないからです。そうした需要に応えた形の新しいタイプの住宅建設を推奨している会社があります。一戸建てをフロアで区切るのではなく、2棟を合体させた形に作るのです。


要するに、一つの建物を真ん中で2棟に分けたような構造になっているのですが、こうした造りにすると賃貸として2棟貸すことも可能ですし、自分が半分に住んで1棟を貸し出すことも出来ます。また、2世帯住宅として1棟に親世代または子供世代を住ませることも可能、といった柔軟な使い方が出来るのが特長です。こうした構造だと小さい子供のいる世帯でも階下に騒音で迷惑をかける心配がありませんし、隣と全く別の世帯として生活することが可能です。庭のある住宅ならガーデニング等することも可能ですし、あたかも持家のように使用できるのが最大のメリットです。貸し出す側も、用途が賃貸から2世帯住宅へ変わったとしても改めてリフォームする必要がありません。