私は沖縄県に住む64歳のITコーディネータです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件を借りるときにかかる初期費用の平均相場は家賃の5~6か月分だとされています。つまり、家賃7万円の賃貸のケースだと35万円~42万円は初期費用として支払わなくてはならないということですね。このお金が用意できていないと賃貸物件を借りることはできませんので、こういった費用も含めて物件を探すようにしましょう。初期費用の内訳は敷金、礼金、火災保険料、前家賃、仲介手数料、保証会社の保証料金になります。ただ、いずれの物件も一様にかかる費用ではなく、どの費用が必要になってくるかは物件により異なります。物件情報誌には支払うべき初期費用が記載されてありますので、それを確認したうえで契約を決めるといいでしょう。
初期費用は少ない方がいいですが、先に支払っておかないことで後で負担が大きくなる費用もあるため、費用内容をよく理解したうえで考えてください。例えば敷金なしの物件もありますが、退去の際に原状回復の必要があればそこで修理費用を補填しなくてはなりません。しかし敷金を支払っておけば敷金から修理費用を補填し、余った分は返還してもらえます。火災保険料は基本的に必ず必要になりますが、稀に含まれないケースもあります。火災により部屋が燃えてしまった場合でも借主に原状回復が課せられますので、保険料を払っておかないと、このケースでの負担は膨大な金額になると予想されるでしょう。まずは費用に関する知識を持ち、その上で必要ない費用は削減できる賃貸を選ぶことが重要です。