賃貸の家賃に関する基本(兵庫県/技術者/30歳/女性)

私は兵庫県に住む30歳の技術者です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件を借りる際には家賃の支払いがあります。一般的には前払いとなっており、前の月の末までに翌月の家賃を支払わなければならないようになっている事が多いです。しかし、民法の614条では賃料の支払い時期に関する法律が記載されており、毎月末払い、つまり後払いという事になっています。もっとも、この民法の規定は任意規定であるために、これに反する特約をつける事が出来、当事者間での合意があれば、そちらを優先する事が出来ます。そのために、賃貸借契約書を見ればその事が書かれています。何故、家賃の場合は民法の後払いではなく前払いが多いのかは、家主が家賃を遅延無くもらうために、前払い条項を入れるのが一般的になったためであろうと言われております。


もう一つ、退去する時の家賃の支払いに関する話をします。例えば、15日に引越しをする場合、支払いは15日までにしておきたいと考えるかもしれませんが、解約のタイミングが重要となります。物件によって異なりますが、一般的には解約したい日の一月前までに解約手続きをする必要があります。25日に解約手続きを済ませ、その翌月の15日に引っ越す場合でも、25日までの分はお金を支払う必要があります。自分の都合で15日に引っ越すのだから15日分までしか払わないなどということは出来ないので注意してください。自分で上手く解約日と引越し日を合わせるか、多少無駄になってもその分は諦めるかしなければならないのです。後で揉めることが無いように、知っておいた方が役立ちます。