僕は富山県に住む57歳の科学者です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

まず、賃貸物件において支払うもので交渉できるものは、敷金・礼金・家賃の3つです。このうち敷金は最終的には返ってくるものなので、初期費用は安くなりますが、トータルで見ると何も変わらないという事になり勝ちなりがちなので、これは候補から外しておきましょう。というわけで、交渉するのは礼金か家賃かということになります。ここでアドバイスを一つ。交渉の成否は営業マンの力量も大事になってきますので、良い営業マンかどうかをきちんと見極めておきましょう。ちなみによほどのことがない限りはどちらか一方しか下げてもらうことは出来ないので注意してくださいね。交渉を行うには合計支払い金額で計算するようにしましょう。これは鉄則です。

賃貸契約は2年が基本になるので、交渉の際は2年分で計算するようにしましょうでは、実際に数字で表していきます。家賃62000円の物件を借りるとします。この物件は敷金1か月分、礼金2か月分となっています。まず、家賃が6万円にならないかと交渉して下がったとすると、下がった金額は2000円の2年間で48000円になります。次に礼金が2ヶ月から1ヶ月に下がると、下がった金額は62000円ですよね。つまり、計算するまでもなく礼金を下げたほうがお得ということになります。家賃を下げることばかりが頭にあると見落としてしまう盲点です。また、大家さんは毎月入ってくる賃料に関してはかなりシビアですが、礼金に関してはあまり意識していないことが多く、礼金に関しては交渉が成功する確率が高いです。