私は福島県に住む64歳の救急救命士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件を選ぶ際に誰もが重要項目に挙げるのは間違いなく家賃の金額でしょう。家賃は毎月大家に支払うものなので、当然の事ながら経済面の支出として日々の生活に大きく関わってきます。これを出来るだけ安く抑えられれば何も問題は無いのですが、その場合は部屋の広さや状態が犠牲となってしまいます。リーズナブルな家賃と快適な居住空間は両立させるのが難しいので、自分が納得できるラインで妥協するのが精いっぱいといったところです。「理想的な家賃の金額はどれくらいなのか」といった類の疑問は誰もが思い描くものです。その答えとして「収入の3割程度の範囲に収まる金額である事」が程よい賃貸生活を送る上で最もふさわしいと言えます。

もしもこの「収入の3割程度」のラインを超えてしまうと、賃貸生活における経済的負担は一気に高まってしまう怖れがあります。収入の大半が家賃の支払いに消え、生活費に充てる金額に余裕が無くなってしまうため、何としてもこのラインはオーバーしないように気をつけましょう。逆に家賃が安すぎる場合も違った意味で生活に支障が出る可能性があります。前述の通り家賃と部屋の広さは密接の関係にあります。家賃を少しでも低く抑える事ばかりに焦点を当て過ぎて、間取りの構成に注意を向けることを怠ると、賃貸契約後に思わぬ不便を被ることにもなりかねません。自分が必要とする生活スペースをしっかりと把握したうえで家賃の金額を念頭に置くのが、賃貸物件の賢い選び方と言えるでしょう。