私は群馬県に住む61歳のフードコーディネーターです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件をwebで探しているときによく思う事がある。それは、間取り図だけでは実際の物件が中々分からないという事である。内覧を申し込めばいいのではという意見もあるであろうが、膨大な物件すべてを見に行くには圧倒的に時間が足りない人が多いのではないか。実際、それらの不具合を解消しようと不動産会社も紹介サイトに部屋の中の写真を多数掲載している場合が多いかと思う。ただし、これらは物件のすべての部分を伝えるのではなく、どちらかというとよい部分、つまりアピールポイントに特化したものが多いと考えられる。物件の外の様子、例えば最寄り駅までの経路や周辺の環境などはGoogleMapsで確認できたとしても肝心の物件自体の中身はアピールポイントだけしか見る事が出来ない可能性がある。
つまり、そのような写真を多く見たとしても物件の中の空間全体を表現できないためやはり内覧をしなければならないという不安が残ってしまうのではないか。それを解消するためにはどうすればよいか。例えば、360度カメラなどの技術を使えばよいのではないか。この技術はスマートフォンの一機能としてやデバイス販売も実際に行われている。これらを不動産側の営業が所持し、物件内で撮影するだけでよい。そうすることによって、物件の面だけでの把握ではなく、空間全体を捉えることにより、実際に内覧せずとも契約を交わす可能性が高まるのではないか。そういった点で、不動産側、賃借人側双方の負担が軽減されると考えられる。部屋をよりよく見せようという工夫も大切な事ではあるが、ユーザーの目線に立った利便性を考える事がいづれ不動産会社自身にも恩恵が受けられると考える。