賃貸を住宅として捉えるということ(大阪府/文芸評論家/65歳/女性)

私は大阪府に住む65歳の文芸評論家です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


大抵賃貸というとアパートやマンションのことを示しており、賃貸物件探しをするとなると、一室を見に行くというイメージが強くある人がほとんどです。しかしながら、賃貸は部屋だけでなく住宅そのものもしっかり確認する必要があります。エレベーターは付いているのか、管理人はいるのか、ゴミ捨て場の状況やポストなども見他方がよいでしょう。賃貸は1つの部屋を借りるというよりは建物の中の1つの部屋に住むという意識でいたほうが正しい認識といえます。ですから、その建物自体の特性や性質を知っておく必要があるのです。特に共同で使う部分には住んでいる人がどのような意識を持って居住しているかが分かるサインがたくさんあって参考になるのです。


住宅として物件を捉えるのは難しいことですが、物件のいろいろな階を見て回ったり、エントランス部分をじっくり観察することは、内見時にぜひやっておきたいことと言えます。部屋の中も十分判断要素として重要なのですが、外観を見て分かることもいくらでもあるのです。部屋を借りるときには、総合的な判断が特に大事です。物件同士を比較している時を思い浮かべれば分かることですが、部屋というのは優劣をつけるというより、互いにくらべてみてより優れていると感じた方を選ぶというスタイルです。1つ1つ細かなところを見て比較するのですから、建物という判断要素があってもよいでしょう。要素が多いほど性格な判断を下すことができるのです。