賃貸を住宅として捉える方法(広島県/通関士/34歳/男性)

僕は広島県に住む34歳の通関士です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


街を歩いてみると住宅の見た目がそれぞれ異なるように、内部の構造や設備も全く異なるのです。賃貸物件といえどそれは同じで、家賃が同じような場合でも面積が2倍以上あるケースや、逆に同じような条件に見えるのに家賃に数万円の差が発生することもあります。どうしてこういう事態に陥るのかといえば、まず考えられるのは設備のグレードです。台所1つとっても、ミニキッチンと呼ばれるタイプのものから、システムキッチンまで幅は様々です。ミニキッチンはコンパクトサイズでシンクもコンロも小さなサイズです。システムキッチンは4人程度の家族がいても問題なく料理を作れるようなサイズのキッチンであることがほとんどです。このように設備には差があるのです。


この差が家賃などに影響してくるのです。面積や見た目なども家賃を決める大きな要素ではありますが、住宅としてトータルで見た時により価値が高い方の家賃が高くなるということなのです。賃貸物件を探すときには、自分がどの程度のグレードを求めるのかはっきりさせておくほうが好ましいでしょう。家全体が高機能な物件が良いのか、それとも一部分だけ機能が充実していればよいのかで、家賃帯にも大きな変化が出てきます。住宅として賃貸物件を捉えることで、全体が見えてきますし、自分自身が求めるクオリティもなんとなくではありますが把握することができます。全体を見た物件探しは、賃貸を見極める上で必要な視点であり、判断方法といえるのです。