賃貸アパートのメリットとデメリット(京都府/司書教諭/62歳/男性)

僕は京都府に住む62歳の司書教諭です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


家を買うのか、賃貸にするのか、どちらが生涯で得をするのかは、よくインターネットでも題材にされていますが、金額的にはさほど変わりはないようです。では、賃貸アパートのデメリットはなんでしょうか。まず、敷金、礼金、不動産仲介料といった、経費が掛かってしまうことが一番はじめてにあります。このうち敷金に関しては、退去時に何割かは戻ってくるものの、ほかの二つについては返還されません。しかも契約期間はおよそ2年と決められているので、継続して住む場合には新たに更新料というものが発生します。更新料は一般に家賃の1.5か月分というケースがほとんどなので、10年住むとすれば、4度の更新で、半年分の家賃が飛んでいく計算となります。しかも家賃は据え置きになるとは限らず、上がる場合もあるのです。


また、マイホームにはないメリットもあります。賃貸のいいところは、いつでも引っ越しができる気軽さでしょう。たとえば、職場が変わったらその職場の場所に合わせて新たな賃貸アパートに住むことができます。マイホームと違い、税金の心配をすることもありません。マンションや戸建てを購入することで発生する税金は複雑なうえに面倒で、金額的にもばかにならないのです。またローンを組むとなると、精神的な負担が生じます。賃貸には、このような不便さが一切ありません。結婚や出産、子供の独立、親との同居などさまざまなライフサイクルの変化に合わせて住み替え可能です。メリットデメリットをしっかりと把握したうえで、家選びをしましょう。