私は岩手県に住む68歳のキャビンアテンダントです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
今年の4月から、3年間住み続けた賃貸アパートの家賃が値下がりしました。このことは、アパートの大家さんからの申し出でした。消費税が値上がったりして、出費が多くなるこの時期に、家賃を値下げしてくれるのは大変嬉しいことです。大家さんの話では、税金対策として個人でアパートを建てる人が増えて、立地条件の良い新築アパートが増えたため、この近辺から引っ越す人が多くなったとのことです。大家さんのアパートも、空室になってしまった部屋があります。借り手が引っ越していかないようにする、大家さんにとっては苦肉の策だったようです。しかしながら、借りる方にとっては、大いに歓迎する話です。大家さんには、一寸したお礼をと考えています。
実は私も、この値下げの話を聞く前に、引っ越しをするかどうか悩んでいました。駅チカで、新しい物件が増えて、毎日のように入居者募集のチラシがポストに入ります。こんなチラシを見ると、どうしても心が動きます。しかし、新築アパートは、どれも割高です。現在住んでいる部屋と同じ広さを借りるとなると、最低でも2万円ほど家賃が高くなります。どうしようかと悩んでいるときに、家賃の値下げの話があり、もう少しこのアパートにお世話になることに決めました。私の給料も今年は昇給率が良かったので、もう少しお金を貯めた上で、より広い部屋を見つけたいと思います。景気の上向きと大家さんのご厚意により、その日は早く訪れるかもしれません。