賃貸・2DKの間取りについて(宮城県/漫談家/56歳/男性)

僕は宮城県に住む56歳の漫談家です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸物件で2DKの物件を探していると、だいたいの部屋が洗濯機置き場が外にあったり、洗面所がなかったり、お風呂が古い内釜のタイプだったりします。これはいったい何故なのでしょうか。実はこの2DKという間取りは一昔前の間取りなのです。現在は部屋を作り時に選択置き場を部屋の外に設計するなどということはまず考えられませんが、2DKという間取りの部屋は今から15~25年前にファミリーを対象として大量に作られた間取りでなのです。そのため、洗濯機置き場が外にあったり、お風呂が現在の給湯器タイプではなくて内釜タイプだったりするのです。このため、ネットの賃貸物件情報などで2DKの物件で検索をかけると、年代が新しい物件はすごく少なくなります。


それでは、なぜ先ほど書いた15~25年前に2DKの部屋が多く造られたのでしょうか。この時代はいわばバブル経済の時期で土地の値段や固定資産税、建築費など、あらゆるものの値段が高騰しており、3DKでは家賃が高くなりすぎてしまうような時代でした。このため3DKよりも一部屋少ない2DKの部屋が多く作られたと考えられます。とにかくこの時代は不動産物件が売れに売れた時代であり、建物を建てても建てても追いつかないような状態だったそうなので、あまり機能面の重視やン先を見越した石器をせずにただ単にそのときに流行った間取りの部屋を早くたくさん作る必要があったんだろうと思います。その後、時代が変わるとファミリー向けの部屋として2LDKの部屋が数多く作られ、2DKの部屋は急激にその数を減らしていくことになりました。