僕は佐賀県に住む55歳の仲居です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸住宅は家主との間に入居に関する契約を結ぶことで居住することが可能になります。入居に関する契約内容は家賃の金額や家屋内部の設備の扱い方などの他に、入居期間についても定められています。一般的に賃貸住宅の入居は一定期間の入居契約を結び、満期になるごとに契約を更新する形式になっています。そのため、契約の満期時に更新をしないことを表明することで自動的に入居契約が解消され、物件から退去することになります。また、契約期間内であっても家屋の破損や近隣の住人への迷惑行為など、著しい反社会的な行為を理由に退去を迫られることがあります。契約期間が満期になるまで入居を続けたい場合は社会的なマナーや常識に沿った生活を営むことが大切です。

賃貸住宅から退去する際、使用していた設備や敷地内の環境は入居時の状態に戻しておく必要があります。特に一戸建て住宅は敷地内に庭や花壇が併設されている物件が多く、ガーデニングやペットの飼育などで状況が大きく変容していることがあります。そのため、場合によっては原状回復の工事を行い、工事費用を請求されてしまうこともあります。原状回復の費用は通常は入居時に支払った敷金などで相殺するのが慣習になっていますが、工事が大掛かりになった場合は改めて費用を請求されることがあるので注意が必要です。また、賃貸住宅は入居者が変わる度に鍵を交換するのが普通ですが、退去の際は物件の鍵を家主に返却するのがマナーなので必ず返却するように心がけます。