僕は青森県に住む39歳のエクステリアデザイナーです。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸住宅では退去時に原状回復などによる敷金の清算があります。しかし具体的に何に対して負担しなければいけないのかがわからないという声があります。そこで清算の具体例を挙げていきます。まずはフローリングの例です。例えば日焼けによる変色や色落ち、家具の設置による沈み込みは大家さんの負担になります。普通に生活していれば起こりうることだからです。一方で傷やシミ、カビなどは借りた人の過失なので負担しなければいけません。同じように畳の日焼けなどの時は大家さん、表面のひっかき傷や汚れなどは借りた人が負担するようになります。しかしどちらか一方の責任であると判断することが難しいケースもあります。そのような場合には話し合いで相互負担になることも多いです。

台所の油汚れなどは日頃から手入れをしていればある程度綺麗な状態を保つことが出来ます。室内の結露によるカビなども同じです。しかし住宅に問題があって結露がひどい場合には大家さんに申告する必要があります。そのうえで解決されない場合には大家さんの責任ということになるので負担する必要はありません。またエアコンを設置するなどのように壁にビスの穴が残ってしまうような工事は勝手に行ってはいけません。大家さんの許可なしで行った場合にはビスの穴の修復を求められることもあります。許可をもらったうえならば負担しなくても大丈夫です。賃貸住宅は大家さんの持ち物なので、どんな場合にも許可なく手を加えることは許されないということを覚えておきましょう。