賃貸住宅に住む上での家賃と生活の関係(静岡県/美術/67歳/男性)

僕は静岡県に住む67歳の美術です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅を探す際に、物件を絞っていく条件で必ず見るべきところの一つとして「家賃」があげられます。なぜなら、生活をしていく上で毎月出費していく「固定出費」の中でも、例外はあると思いますが、家賃の金額がもっとも多いからです。そして、電気代やガス代、水道代のように節約できるものではなく、毎月決まった額の支払いが生じてくるからです。自分の収入に見合った金額でなければ、部屋が広い、部屋数がある、便利な立地と条件が良くても、それ以上に不具合が出てくる、さらには生活自体が困難になり、引き払わなければならないことになる可能性も、決してゼロではないのです。かと言って、ただ安ければそれで良いということにもならないでしょう。安いには安いなりの理由があるからです。


「家賃は収入の3分の1が目安」とよく耳にします。しかし、一般的な線引きでしかありません。では、手取り15万の人の家賃5万と、30万の人の10万では何が違うのでしょうか。どちらも収入の3分の1ではありますが、差し引かれた後に手元に残る額が違うのです。毎月支払いが生じるものですから、その金額を引いた残りで生活をしていかなければなりません。趣味に使ったり、余裕が欲しい人はある程度、部屋の条件で妥協しなければならない箇所がでてくることでしょう。生活を多少切り詰めてでも、部屋に妥協しなくないならば、少し背伸びをしても良いと思います。目安はあくまで目安なのです。つまり、個人がどこを重視するかによって、収入における家賃の割合がどうあるべきかが見えてくるのです。