私は岡山県に住む42歳の手話通訳士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸契約には初期費用と言って家賃以外にも多くのお金がかかります。家賃については収入の3分の1程度を基準にしておけば良いのですが、初期費用ではそれ以上の費用がかかります。では、初期費用の内訳について見ていきます。関東では、敷金と礼金が、それぞれ家賃の2カ月分程度かかります。関西では敷金の代わりに保証金という言葉を使い、家賃の4カ月~7カ月分が必要です。礼金の代わりに敷引が家賃の4カ月分程度かかります。これらが関東と関西の違った費用です。その他にも共通した費用として、仲介手数料で家賃1カ月分、火災保険料が2年間で2万円程度、保険会社に支払う料金として2年間で家賃30%程度かかります。また物件や不動産会社によって若干の差は出てきます。
しかし、初期費用にこんなにもお金を使えないという人には敷金、礼金ゼロもしくは少ない物件もあります。そもそも、礼金は大家に部屋を貸してくれたことに対する謝礼金ですので、礼金の支払い定められていなくても借主には何も影響は受けません。最近は、関東で敷金、礼金ゼロといった賃貸住宅も増えてきていまが、関西でも保証金ゼロや半額などの物件があるので関東限定ではありません。また、不動産会社によっては、仲介料不要というところもあります。そういう物件は、不動産会社が所有している物件ですので、貸主が不動産となり仲介役は不要となります。したがって、仲介料不要というのは別に危険な物件と言うわけではありません。最後に、上記のような物件もあるので、使い方次第では初期費用を抑えることが可能です。