賃貸住宅の家賃値引き交渉のコツ(京都府/通訳/62歳/女性)

私は京都府に住む62歳の通訳です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅を利用する場合は、そのコストは少しでも抑えたいものですね。そこで考えられるのは敷金・礼金などの初期費用か、月々の家賃を値引きしてもらうことです。ここでは、新たな入居希望者が、家賃を値引いてもらうにはどうしたらいいか、そのコツを見ていきたいと思います。まず、いわゆる繁忙期は避けることです。具体的には1~3月にかけてで、この時期は学生や新社会人など物件を探す人のピークとなり、貸主側にとっては強気に出られる季節でもあります。また、更新時期をむかえる人も多く、物件が多く出回る時期でもあり不動産屋としても忙しい時期です。一人一人に応対してもらえる時間も減ってしまうため、値引き交渉も困難となります。


次に、目的の物件と周囲の物件の家賃相場を徹底比較することです。似たようなグレード、間取りの物件を調べ、少しでも目的の物件より安いものがあれば交渉材料として使えます。比較物件と比べて劣っているところがあれば、それも交渉材料となります。例えば、日当たりが悪い、エアコンなどの設備が劣っている、駅から遠いといったことなどです。また、長い間空室になっているような物件も、値引きしてもらいやすくなります。貸主としては、家賃を下げても空室にしておくよりは入居してもらった方がいい、という心理が働きますので、入居希望者側にとっては有利です。最後に、値引き交渉をする際は、真摯な態度でのぞむことです。冷やかしではなく、条件が合えばぜひ住みたいという熱意を見せましょう。