私は鹿児島県に住む25歳のシステムアドミニストレータです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸住宅の敷金に関してはトラブルが多い現状となっています。敷金とは賃貸住宅に入居する際に預ける担保金のようなものです。そのため特に問題がなければ退室時には返金されます。しかし原状回復やクリーニングなどのために返金されないケースもあります。法律では、家主が負担すべきところと借主の負担となるところが細かに明記されているわけではありません。また利用状況に応じて変化する内容のため、その線引きも明文化することが難しいケースもあるかもしれません。そのような理由からトラブルの原因になってしまうことが多いのです。なかには原状回復しなければならないということを盾に、多くの費用を請求してグレードアップに使うような悪質な業者も存在します。
東京都ではこのようなトラブルを避けるために賃貸住宅トラブル防止ガイドラインを作成しています。このなかには都の条例で定めている内容もあるため、全国どこでも通用する内容とはいえません。しかし、このようなガイドラインが定められていない地域でも一つの目安として活用することは可能です。内容がわかりやすく、床や壁、キッチンなどのそれぞれの細かなケースでどちらの負担になるかを知ることができます。また、国民生活センターでもトラブルの事例や消費者へのアドバイスなどをホームページに掲載しています。原状回復の認識のズレがトラブルの原因になることも多くなっています。まずは正しい知識を得ることが大切です。契約時に不明瞭な点をなくしておくことも重要です。