賃貸住宅の礼金ってどうすればいいの(山口県/美容師/22歳/女性)

私は山口県に住む22歳の美容師です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


そもそも礼金の始まりとは、戦後の焼け野原で住むところがない人たちが「大家さんありがとう」という御礼の意味で包んだところから始まります。今ではただの慣習に過ぎないのですが、なぜいまだに残っているのでしょうか。その意味は明確です。それの一部を大家さんが不動産屋に支払う紹介料として充てているからです。大家さんも自腹を切って不動産屋に紹介してもらう気はありませんから。次に礼金の額ですが、2~3万円あれば十分でしょう。自分以外にも住民はいるわけですから。ただ、それがないの賃貸住宅もあります。そういった場所では払わなくていいのですが、なぜ礼金0などが存在しているのでしょうか。その理由はここ十数年でアパートの空室が増えてきたからです。


普通、大家さんは皆からもらった家賃で生活しているのですが、それが無いとなると困ります。そこで、「空室をつくるぐらいなら、礼金をなしにして入ってもらおう」ということなんです。それともうひとつ、払わなくてもいいケースがあります。それは「公的融資を受けて作られた建造物」です。どういうことかというと大家さんが公的機関による住宅融資(公庫融資、年金融資、財形融資、地方自治体融資など)を利用した場合には受け取ってはいけない仕組みになっているのです。このように探せばいくらでも礼金0の賃貸住宅はあります。学生や新規サラリーマンさんなど、お金が無い方たちにとってはとても使いやすい賃貸住宅です。ぜひ、利用してくださいね。