僕は山梨県に住む50歳の不動産鑑定士です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸住宅は貸主と借主の契約によって入居が可能になっています。入居に関する手続きはもちろんのこと、普段の生活で守らなければならない点なども全て契約内容で決められているのです。もともと契約によって入居が可能になっているわけですが、一般的には賃貸住宅には契約期間が決められており、契約期間を満了して退去する場合の他に、契約期間中に解約をして退去する場合があります。途中での解約によって賠償等が発生することは基本的にないので身構える必要はありませんが、きちんと所定の手続きは行わなくてはなりません。不動産会社への連絡はもちろんですが、他にも各種公共料金等の精算手続きが必要なケースも多いです。もちろん退去日時のタイミングに合わせて手続きが必要な部分もあるので、気を付けなくてはなりません。

集合住宅タイプの賃貸物件によっては、水道光熱費が一括管理されていて、不動産会社が世帯ごとに分けて各種料金を請求するケースも少なくありません。この場合は退去時の各種手続きを入居者と不動産会社の担当者の立会で行うことも多いので、事前にどういった手続きが必要になるのか確認しておかなくてはなりません。不動産会社にとっても退去時の立ち会いにはスケジューリングが必要になってくるので、所定のタイミングで解約について連絡しておくことが求められます。退去予定の一か月ほど前に連絡をすれば大丈夫な場合が多いですが、契約内容によってはもっと早めの連絡が必要になる場合もあります。この点はきちんと確認し、不備のないように解約手続きを行わなくてはなりません。