賃貸住宅の退去の条件や回避のための心得(高知県/左官/52歳/女性)

私は高知県に住む52歳の左官です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅に入居する場合、物件の所有者である家主との間に入居に関する契約を結ぶ必要があります。入居契約は家賃や入居期間の他に、家屋や設備の取り扱いについて記されています。そのため、家屋の資産価値を下げるような事を行うと契約違反と看做されて退去を迫られることがあります。また、賃貸物件の近隣の住人に著しい迷惑を掛けたり、敷地内にゴミを散乱させるなどの非常識な行為を繰り返しても退去の理由になります。特に集合住宅では日常生活で発生する騒音や振動が隣人トラブルにまで発展することがあるため、賃貸住宅で生活する際は毎日の生活に気を配り、トラブルの原因になるような行為は避けるのが賢明です。また、地域住人とは良好な関係を築くのも社会的なマナーになります。


賃貸住宅は家主の所有物なので、基本的には入居者の契約更新の可否を決める権利は家主にあります。入居者が家屋や設備を破損させたり、近隣の住人に対して迷惑をかける行為を繰り返している場合は入居契約を打ち切り、住宅から退去させることができます。その一方で、入居者の側に落ち度が無いにも関わらず退去を迫られた場合は、入居者は要求を拒否することが出来ます。賃貸住宅の入居契約の内容が社会的な慣習や常識から逸脱していた場合は、家主からの退去請求は無効扱いにすることが可能です。実際に家主との間にトラブルが発生した場合は、当事者同士の話し合いだけで解決することは難しいため、弁護士などの法律の専門家に相談する必要があります。法律上の根拠や社会的な慣習に基づく契約内容であることを確認することが、事態を収拾させるための最良の方法になります。