賃貸住宅を借りる際の保証金について(石川県/ネットワークエンジニア/51歳/女性)

私は石川県に住む51歳のネットワークエンジニアです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


不動産に関する用語の中で、賃貸住宅を借りる時の敷金や礼金、保証金は混同されやすく、内容が非常にわかりにくくなっているので注意が必要です。保証金と敷引きは、関西地方の賃貸借契約に特有の制度ですので、関西地方に引越しをして家を借りる時には、この制度について理解をしておくことが大切です。敷引きとは、入居時に預けた保証金から退去時に一定額の償却をすることをいいます。家賃が5万円で保証金が30万円、敷引きが10万円の賃貸物件の場合は、退去する時には20万円だけが戻ってくることになります。償却される金額については、原状回復工事の代金に充当される場合が一般的です。家賃の滞納などがあった時には、収めたお金が家賃に充当されます。


関西地方では保証金の金額は、家賃の6ヶ月分から8ヶ月分の金額が必要になります。敷引きは50パーセントほどになりますので、退去時には収めたお金の半分程度しか戻ってこないことになります。家賃の6ヶ月分から8ヶ月分の金額を用意することは大変ですので、最近は家賃の3.5ヶ月分ほどに減額されています。関東地方の場合は、敷金が家賃の1ヶ月分で、礼金が家賃の1ヶ月分程度が相場になっていますので、関東地方よりも関西地方の方が、賃貸住宅を借りる際の一時金の金額は高めになっています。不明な点があれば、賃貸住宅の仲介を依頼した不動産業者が詳しく説明してくれますので、業者の説明をしっかりと聞き、内容について理解をすることが大切です。