賃貸住宅を退去するときの注意点(宮崎県/プロ野球選手/52歳/女性)

私は宮崎県に住む52歳のプロ野球選手です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


 賃貸住宅を退去するとき、気をつけなければならない注意点がいくつかあります。ここではその注意点をご紹介します。 まず退去が決まったら、大家や不動産会社に退去の申し出をしなければなりません。通常、契約書面に解約予告の期限が記載されていますので、必ずその期限を守るようにしましょう。その際、明け渡しの日程や立ち会いなどについての打ち合わせを行います。 その後、引越しの準備に入り、転出届の提出とともに水道ガス電気郵便局などのあらゆる方面に移転の手続きをします。これらの手続きは、電話一本ですむもののあれば、店頭まで足を運ばないといけないものもあり、数も多くかなりの時間を要するため、できれば引越しの1週間前ぐらいには手続きを完了しておきましょう。


 そうした手続きと同時に、明け渡しに向けて旧居の掃除をしなければなりません。ほとんどの場合、契約書面上には「現状回復の義務」が記載されており、なるべく入居時と同じようなきれいな状態で明け渡さなければなりません。これは、借主負担の修繕費用を減らし、敷金をなるべく多く返してもらう一番の近道となります。ろくに掃除もしないで出て行く店子と、隅から隅まできれいに掃除をして明け渡す店子では、どちらが大家の心証がいいかは言うまでもありません。特に、キッチンやトイレ、浴室などの水回りは、長年住んでいると汚れもたまっているので、徹底的に掃除をする必要があります。 そして、明け渡し当日、不動産会社の担当者や大家の立会いのもと、鍵の返却を行い、部屋を明け渡します。