賃貸借契約での初期費用はいくらか。(山口県/通関士/49歳/女性)

私は山口県に住む49歳の通関士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅に住む場合、賃貸借契約を結び、初期費用を借りる側が負担しなければなりません。初期費用とは、次のようなものです。敷金・礼金(関東地方)または保証金・敷き引き(関西地方)、日割り家賃、引っ越し費用、仲介手数料、火災保険料、連帯保証人なしの場合は保証会社への支払いの合計となります。最近では、敷金・礼金・保証金ゼロの物件も増えてきましたので、初期費用をなるべく減らしたい方には、そちらを選ぶほうがよいと思います。退去時にきれいに部屋を使っていれば、敷金もそっくり戻ってくる可能性が高いので、きれいに使いましょう。日割り家賃とは、契約日から1週間程度で、家賃が発生しますので、その分を日割り計算して、大家さんに支払わなくてはなりません。引っ越し費用については、ネットでの比較と見積もりが欠かせません。引っ越し荷物が少ないほど、格安となります。


仲介手数料は、家賃1ヶ月分に加算して8%の消費税がかかります。これは、法的に定められていることで、減らすことはできません。火災保険料は、強制加入ですが、一般的に保険会社によっては、安くなる場合もあります。掛け捨てのものならば、安くすることができると思います。保証会社は、連帯保証人(家族などが望ましいでしょう)がいれば、不要です。保証してもらうサービスの内容によって、料金が違ってきますので、保証内容をよく確認してみましょう。初期費用は、まとめると、けっこうかかるように見えますが、工夫次第では、減らすことができるようですね。賃貸住宅では、初期費用はかかりますが、トータルで見れば、意外とそれほどかからない場合もあるようです。