賃貸借契約の必要書類とはなにか。(宮城県/税関職員/69歳/男性)

僕は宮城県に住む69歳の税関職員です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


「これは」と思う賃貸住宅を見つけたとしましょう。不動産屋さんに出かけて、契約の交渉をします。そこで、不動産屋さんに、「必要書類を揃えてください」と必ず言われます。必要書類とは、次のようなものです。1:本人の印鑑(認印でも可)。2:本人の住民票(最近3ヶ月以内のもの)。3:本人の所得証明書(源泉徴収票や納税証明書など)。4:連帯保証人の印鑑証明書。5:連帯保証人の所得証明書。6:連帯保証人の保証書(必ず保証人が署名し、印鑑を押す必要があります)。全部揃えないと、賃貸借契約ができませんので、とても大切な書類です。これは、あなたの身元保証になるものなので、万が一欠けた場合は、保証人を複数立てるように、言われると思います。


ここで重要な問題は、連帯保証人の身元と所得です。多くの場合、あなたのご両親に保証人になってもらうことになります。もしもあなたが無職かフリーターの場合は、ご両親があなたに代わって、契約を結ぶことになります。必要書類は揃えることが基本ですが、所得が一定以上あることを保証する必要があるのです。これは、あなたが家賃をきちんと支払う能力があるかどうかを不動産屋さんは見ているのです。家賃を延滞しないか、きちんと毎月支払い続けることができるかを、必要書類の段階で見極めているのです。契約の段階で、不動産屋さんはあなたをとてもシビアに見ておりますので、あなたもまじめな態度で支払い能力があることをアピールしておくほうが賢明です。