僕は静岡県に住む55歳の航海士です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸不動産契約時の初期費用として、仲介手数料というものがあります。賃貸物件を契約しようとする際、多くの場合は不動産仲介業者に足を運ぶことになります。不動産仲介業者は、物件を所有する個人オーナーあるいは企業から、数多くの物件を集めます。そして、その数多くの物件を申込もうとするお客に公開し、その中から気に入った物件を選んでもらいます。つまり、不動産仲介業者は、物件を所有するオーナーと入居者の架け橋となる役割を果たします。不動産仲介業者がいることによって、オーナーにとっては所有する物件を広く宣伝するメリットがあり、申し込もうとするお客にとってはあちこちに足を運ばなくても多数の物件を比較・検討できるという点においてメリットがあります。
この不動産仲介業者の大きな収入源の一つは、契約者が契約時に支払う仲介手数料となります。一般的には家賃の一か月分相当が、仲介手数料として請求されます。数万円という高額な手数料ですが、仲介業者をなくしては、多大な労力を使って条件に合った物件を探さなければいけません。賃貸不動産契約時の初期費用としては他に、敷金・礼金・家賃一か月分の前払い、場合によってはクリーニング代などが請求されます。そのため仲介手数料を含めた総額は、家賃の4~7か月分、つまり家賃が8万円であれば32~56万円という金額を用意しなければなりません。引越し費用を考えると、さらに数十万円が上乗せされると見積もられますので、しっかりとした資金計画が必要になります。