私は島根県に住む63歳の心理カウンセラーです。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件を契約する際には、一般的には敷金と礼金、仲介手数料および1か月程度の家賃を先払いするということが通常となっています。この中で敷金について、関西地方では保証金と呼ばれ、すこし性質の異なった制度が取られています。敷金とは、家賃の支払いが滞ったりした場合には、そのお金が家賃に充てられます。また、退去時に入居者の不注意により、部屋を汚したり傷つけた場合などに、修繕費が必要な場合には、この敷金からその費用が差し引かれます。礼金や仲介手数料は、大家さんや不動産会社への謝礼や手数料といった意味合いを持ちますが、敷金は担保として預けるお金という意味合いを持ちます。特に関西地方においては、この敷金というのは通常ありません。

代わりに保証金というものがあります。この保証金は、敷金と同じように家賃滞納などがあった場合の担保金としての役割を果たし、問題なければ退去時に返却されるという意味では同じですが、保証金の場合には、契約時に返却額が予め決められているという特徴があります。敷金では、退去時の修繕費用などで差し引かれた余りのお金を返却するということになりますが、他方は契約時に返却額は決められています。返却額が決められているのにはメリットがあります。敷金では、退去時に返済される額でトラブルとなるケースが多くなっています。一方の保証金では、契約時に予め返却額が決まっているため、退去時にトラブルが少なくなるという点においてメリットのある制度になっています。