僕は千葉県に住む60歳の漁師です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸物件を借りて契約する時には、最低限必要な費用というものがあります。その中には仲介手数料というのが必ず入っています。これはどういうものかというと、不動産会社がオーナーの物件を借り主に斡旋するための手数料なのです。借り主からすれば、物件を斡旋してくれたお礼の意味が含まれています。オーナーからすれば物件の借り手を探してくれたというお礼の意味が含まれています。このため不動産会社は、借り手とオーナーの両者から仲介手数料を取ることができるのです。ただし不当に高い金額を取ることのないように、法規制で上限が決まっています。居住用の物件の場合は、借り主とオーナーそれぞれに請求できる手数料は賃料の50パーセント以内なのです。

賃貸物件を探している人でこのことを知らない人は案外多いので、家賃の50パーセントより多い仲介手数料を請求されたら抗議をするべきです。また仲介手数料というのは、賃貸借契約が成立した時に発生するものです。契約をしていないのに、物件の案内をしたなどの理由で請求されても支払う義務はないのです。インターネットで賃貸物件を探していると、仲介手数料無料という表示が出ている場合があります。これはどういうことかというと、借り手からは手数料を取らないで、その分をオーナーから負担してもらうという仕組みにしているのです。オーナーにとっては部屋が空室のままだと家賃が入ってこないので、手数料を無料にして、その分を自分で負担してでも、入居者が欲しいわけです。ですから、このような物件は狙い目です。