私は富山県に住む30歳の社会保険労務士です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。

賃貸契約を行う際には、『連帯保証人』を書く欄が大抵あります。連帯保証人は、借り手と同じ責任を負います。これは簡単に言いますと、部屋を借りてた人が滞納して払えなくなったり、夜逃げしちゃった時などに、その人の代わりに家賃を払う人の事を言います。火事の不始末や、水漏れなどで補修が必要な場合で、借り手側が支払えなかった時なども、代わりに支払いの義務が生じます。大体、火災保険に最初に入りますが、更新時などに忘れて失火、なんて事になると大変ですので、ご注意を。結構責任重大なので、なる人は大体借り手側の親御さん、(もしくは居ない場合、親類)がなる場合が多いようです。但し、いざと言う時、まとまった金額を払うだけの余裕のある人、と言う事になりますので、無職だったり、年金暮らしだったりするとなれない場合があるそうです。

また、連帯保証人になる際には、実印、印鑑証明証、戸籍謄本、更には収入証明証が必要な時もあります。これは、借り手が支払い不能になった時にでも、必ず連帯保証人からは回収する為に提示されている物なので、よく考えると怖いですよね。どうしても親に頼めない場合などは、そういったものが不要な賃貸物件もありますので、頼めない方は、そう言った物件を探すのも一つの手かと思います。例えば、家賃をクレジットカードで支払えば不要の所もあるようです。また、連帯保証人代行会社なるものもあります。これは、不動産会社が指定した代行会社でないとそもそも受け付けてくれない所が多いようですので、自分で代行会社を探してきても徒労に終わる場合もありますので、ご注意下さい。