私は大阪府に住む58歳のビル管理技術者です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
家賃値下げ交渉に適したタイミングは大きく2つあります。1つは言わずもがな賃貸契約締結前、もう1つは契約更新のタイミングです。特に後者の契約更新時の家賃値下げ交渉は、ちょっとした成功のコツがあります。さて、一般には契約更新は2年ごとに行われるケースが多いですが、借り手は管理会社や家主さんに更新料、更新手数料を支払わねばならないことが多いですから、少しでも先の出費は抑えたいのが本音でしょう。京阪神エリアでは、この更新料は殆どのケースで設定されていませんが、関東エリアなどでは大部分で設定されています。まず交渉開始前にチェックするポイントがあります。・現在の家賃が妥当であるかインターネットや不動産雑誌などで、近隣エリアの同レベル物件の家賃相場を押えておくことです。客観的なデータは交渉で強いです。
・値下げ交渉は管理会社に話を持ってゆくいきなり家主さんと直接交渉するのではなく、家賃や修繕の面倒を見てくれている管理会社とまずは話をするのが道筋です。借り手が個人的に家主さんと親しい場合は、もちろんこの限りではありません。・値下げ交渉は契約更新することを前提に家賃を下げてくれるならば、引き続き住まわせてもらいますよ、と言う前提で交渉することが大切です。せっかく値下げ要求に応じてくれたのに、やっぱり更新しません、ではビジネスマナー的にも問題があります。・年初1~3月頃の値下げ交渉は避ける契約更新時期が、世間的に賃貸オンシーズンと言われる1~3月の繁忙期ならば、できるだけその時期の値下げ交渉は避けた方が良いです。更新時期に家賃交渉ができなかった場合、繁忙期が過ぎた5月以降に話を持ってゆくと良いでしょう。