賃貸広告にある所要時間と通勤時間の計算(青森県/操縦士/48歳/男性)

僕は青森県に住む48歳の操縦士です。僕の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。


賃貸住宅の広告にはよく最寄り駅から徒歩何分や車で何分などの所要時間が記載されており、これを参考に通勤時間等を計算される方が多くなっています。もっとも、実際に住んでみたら事情が異なるという場合もありますので、これを回避する為にはまずその算出方法を正しく知り、物件選びの1つの目安とされてから実際に自分で測ることが大切です。そこで、まず所要時間の表示については一定の根拠があり、実際の物件現地から実測されている場合もありますが多くの場合地図上で計算されています。そして、最寄り駅や特定の施設などからの徒歩による所要時間については「不動産の表示に関する公正競争規約」で道路距離80mが1分定められており、80m未満の端数については切り上げられて1分とされています。


例えば駅から5分とした表示では320m~400mという計算になりますが、歩く速さは人によって異なりますし、地図上だけでは分からない交通事情や地形などもあり、また敷地が広い賃貸住宅や大きなターミナル駅では一番近い出入り口から測定されるため物件から利用沿線までの所要時間等も合わせて計算する必要があります。一方で車による所要時間に関しては、道路距離を明らかにし走行に通常要する時間を表示するとされており、橋を含む有料道路通行する場合にはその旨が明示されています。そして、車に関しては多くの場合距離も合わせて表示されていますので、徒歩による場合よりもある程度通勤時間等の計算がし易くなっています。ともあれ、いずれの方法による所要時間に於いても飽くまで参考程度に留め、実際の通勤時間は自分の足で調べるのが一番正確です。