私は千葉県に住む22歳の著作家です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件を退去する際、気になることの一つが敷金の返還です。敷金とは、入居者が家賃を滞納したり、入居者の不注意で物件に損害を与えた場合の修繕費用を担保するために、入居時に貸主に預けるお金のことです。退去する時に、入居した時と同じ部屋の状態にして返さなくてはならず、このことを原状回復義務といいます。この原状回復のためにかかった費用を敷金から差し引いた額が、借主のもとへかえってくることになります。つまり、借主としてはできるだけこの原状回復にかかるお金を少なくして、できるだけ多くの敷金の返還を受けた方がお得です。では、有利な敷金返還を受けるためにはどうしたらよいのでしょうか。そのコツを見ていきたいと思います。
原状回復費用を抑える、つまり修繕費用を抑えるためには、入居中に不注意で物件を汚したり壊したりしないようにすることはもちろん、退去時に自分でできる範囲の修復、清掃は自分でするということです。傷などがあれば、ホームセンターなどで手に入る、パテや塗料などの修繕道具を使って修復します。部屋の掃除も重要です。すべての持ち物を撤去し、ゴミやホコリはしっかりと取り除きましょう。特に水回りは、シミやカビを洗剤などを使用してできるだけ落としましょう。とにかく見た目をすっきりきれいにすることがポイントです。汚いと追加でクリーニング料を請求されてしまうこともありますので注意が必要です。なお、日光による壁や畳の日焼けや、家具の置き跡といったものは自然損耗とみなされ、借主が修復する必要はありません。