私は鳥取県に住む68歳の医療従事者です。私の考え方が、あなたの部屋探しのお役に立てれば嬉しいです。
賃貸物件を借りる際に、人々はどれくらいの金額を「家賃」として支払うことが出来るでしょうか。会社に勤めるサラリーマンにしろ、自営業者にしろ、月々に「収入」として手元に残るお金はある程度決まっています。その中から捻出しなければならないものですが、一般的には手取り収入の3割以内と言われています。このように書くと、何だか少ないような気がする方もいらっしゃるかもしれませんが、生活をして行く上で必要なのは、雨露をしのぐ家だけではなく、食費・光熱費・電話などの通信費・交際費・衣類や日用品費・保険や貯蓄など、様々な場面でお金が必要になるのです。ですから、支払える上限は自ずと決まって来るのです。これを超えると、他を削らなければならなくなります。
東京では、単身者で平均7万円、ファミリーなら10万円が家賃の上限と言えます。ただし、物件を探す際には、この金額に縛られずに少々多めに設定する必要があります。そもそも引越しをする方のほとんどは、現状の部屋を「狭い」「不便」と感じて引越しをするからです。家賃を決めつけて条件を当てはめてしまうと、良い物件は見つかりません。さて、ではもしも、予算よりも1割ほどオーバーしてしまうけれど、とても気に入った物件があった場合、人はどうするでしょうか。とあるデータによると、60%以上の方が「無理をしてでも借りる」と回答しています。これは正しいとも誤りとも言えません。例えば、5000円強というお金は、日常のささいなことで消えてしまうものです。そのお金を節約することで、毎日の快適さを手に入れられるのならば、そのような選択肢もまた、正解なのです。